新潟の一部の高校では、入学前にコース選択があります。
高校入試に合格すると得られるのは、その高校のスタートラインに立つ権利です。
スタートラインはいくつか用意されていて、どこに立つかを選ぶことになります。
それがコース選択ですね。
よくあるのは、進学コースか一般コースか、の選択でしょうか。
進学コースはその名の通り、大学などに進む人向けのカリキュラムになってます。一般コースは、一般教養としての高校課程に特化しています。もし高校卒業後に進学を考えているのであれば、進学コースを選ぶことになるでしょう。
ただし、高校でも物理的・人的なキャパシティがあるので、選ぶ人が多いコースでは 選抜 が行われることがあります。なので、場合によっては希望のコースにいけないこともあり得ます。
コース選択に関してよく受ける質問に、「進学コースでないと大学には行けませんか?」というものがあります。
結論から言いますと、どのコースでも大学には行けます。
「このコースに行ったからもう大丈夫!」、「あのコースに行けなかったからもうダメ!」ということは決してありません。
あるとすれば、希望のコースに行けたことに安心して何もしなければ、あるいは希望のコースに行けなかったことにふて腐れて何もしなければ、大学進学は難しくなる ということくらいでしょう。
コース選択はあくまでもスタートラインであって、スタートを切った後でどのように進むかは、その人次第です。
私は生徒さんが高校でどのコースにいるかということは、さほど重要視していません(進路希望などを勘案してお勧めすることはありますが、そこが絶対だという考え方ではないということです)。生徒さんがどうありたいかを重視して、それに向けて最善の取組みを提案します。
今週後半に入学式を迎える高校が多いと思います。
どのようにスタートを切り、その先をどのように進んでいくのか?
私も楽しみにしています。
(^^)