学びを語る偉人の言葉 その2


よい文章を書く基本は読書にある、と考えている。

 

 書く修練を積んでいなくても、

 

 読んでいれば、必要なときに書くことができる。

 

 

 

小説家・阿刀田高さんの言葉です。

練習することで、私たちはより良い文章が書けるようになります。

 

特に練習をしなければ、普段読んでいる文章に近い文章になります。

基礎的な文章力は、それまでに読んだことがある文章から得られる言葉や表現技法が元になるからです。

 

 

以前、中学生の生徒さんから作文についての質問を受けました。

生徒さんは、過去の文集に載っていた2つの記事を比べてこう尋ねました。

 

 

 「この文は読んでて飽きないけど、こっちのは途中で飽きました。

  この違いって何でしょう?」

 

 

文集を見せてもらうと、生徒さんが飽きないと言った文章は使っている言葉や論理展開などが素晴らしく、一方飽きてしまった文章はやや稚拙な言い回しが多い印象でした。

 

書いたのは同じ学校の生徒であり、ほぼ同じ年月で同様の授業を受けてきたわけです。

文章を書く練習をしていたとしても、大きな差があるとは思えません。

 

 

とすれば、書かれた文章の差は、それまでに読んだ文章の差ではないかと思いました。

 

 

そこで冒頭の言葉を思い出し、生徒さんにも伝えました。

 

 

 

文字で自分の考えを人に伝えるシーンは、生きていく上で何度も訪れると思います。

 

そのときに伝わる文章を書けるかどうかは、文章を書く基本的な力をどれだけ身につけているかによります。

 

 

 

ぜひ、文章を読み慣れておきましょう。

 

本、新聞、小説など、体系化された文章を見慣れておきましょう。

 

 

それはきっと、あなたを助ける習慣になります!

 

(^^)

 


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