9月16日から18日にかけて、新潟市で「にいがた総おどり」という踊りのイベントが開催されました。
こうした踊りを見に行くのが好きで、日曜日に鑑賞してきました。
その中で、学問をテーマにした踊りがありました。
仕事柄、反応してしまいますね。
(^_^)
力強い曲と躍動する踊りが素敵だと思いました。
歌詞(ナレーション?)の中に『命の衝動に従い、己をアウフヘーベンせよ!』というフレーズがあります。
アウフヘーベン。
どこかで聞いた言葉でした。
思い返すと、大学時代に単位のために取った哲学の講義でした。
ヘーゲルの弁証法解釈の話だったと思います。
高校で使っていた倫理の教科書の注釈には
「ある命題(正)と、その否定もしくは矛盾する命題(反)を統一(合)し、高次の段階に昇華すること。」
という主旨で説明されてました。
紹介されていた例を挙げると、
美しい花(正)は、やがて醜く枯れる(反)。
しかし、花が咲いて朽ちるからこそ(正反の統一)、豊かな実(合)を結ぶのである。
となります。
学問で言えば、
勉学により多くの知識を得た(正)。しかし、知れば知るほど、何も知らない自分を突きつけられる(反)。
ならば、何も知らない自身と向き合い、さらに多くを知り(正反の統一)、より深く多くを知る自分(合)を目指そう。
となるのでしょうか。
(哲学屋ではないので妥当かどうかわからないのですが(^^;) )
哲学も自然科学も、世界の成り立ちや真理を追求してきた人類の叡智そのものですね。
深く知ろうとすれば、それはきっと苦しくもあり楽しくもある世界なのだと思います。
さて、私も若人諸氏と共に、今日もアウフヘーベンに勤しみます。
(^^)
新潟の家庭教師
野上直行
2017年度、生徒さんを募集しています。
詳しくはこちらをクリックしてください。
↓ ↓ ↓
お申し込み、お問い合わせはこちらまで。