学生が終わってからの方が勉強することがたくさんあります。学生のうちに身につけたいのは「勉強の方法」です。

 

「学校を出た後の方が勉強してることが多い。」

 

心当たりのある大人の皆さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

私自身の経験からしても、頷けるところが大きいですね。

農業志望の生徒さんと話していて、改めてそう思った次第です。

 


 

「農業に必要な知識は何か」と問われたら、どう答えますか?

農業経験のある知人に聞いたところ、次のようなことを教えてくれました。

 

 

稲作、畑作、果樹等であれば「作物の育て方」、酪農であれば「家畜の育て方」

作物が米であれば米、野菜であれば各野菜、それぞれの知識が必要。

商品知識のない営業員と同じで、話にならない。

 

作物は土地の性質に適したものがよく育つので、自分の土地についても熟知する必要がある。

土壌学の基本は押さえた方がいいかもしれない。

 

豊作、凶作は天候の影響も如実に受けるので、気象の知識も欲しいところである。

 

作物を守るために使う農薬も多種多様。

害虫の種類や発生数などによって薬品の種類や強さを適切に選ぶことも求められるだろう。

農薬の知識が欠かせない。

 

トラクターやコンバインなどの農業機械はメンテナンスが大変重要。

農作物は生き物なので、機械が故障しても直るまで待ってはくれない。

機械操作や最低限の保守点検は自分でできるといいかも。

 

台風や大雨の時期などには、大切な作物を守るためにハウスを設けるなどの対策が必要。

木枠組み程度の作業がDIYできると強い。

 

業として行う以上、お金の動きは把握する必要がある。

簿記記帳の知識が求められる。

作物がどのくらいの経費でどの程度生産できるのか、資金の流れに無駄はないか、設備投資は必要かなど、お金の流れを記録しておくことで判断できる。

これらを手計算で行うのは大変なのでパソコンのスキルも欲しいところ。

 

たった1人で農業はできない。

家族や同業者と協力し合いながら営んでいくのが基本。

コミュニケーション能力を高めておきたい。

 

 

以上です。

それぞれの知識・スキルでエキスパートになるまでは不要ですが、そこそここなせる程度にはなっていた方がいいようです。

後、「大体は経験で身につくものだけど、帳簿や化学の知識は勉強して得た」ということでした。

 

 

ちなみに生徒さんにこのことを伝えたら、固まっていました(笑)

(^^;) アセラズ イコウヨ

 


 

喩えで農業を引き合いに出しましたが、どんな業種でも「生業(なりわい)」となるくらいにしようと思えば、身につけるべき知識やスキルは膨大になります。

仕事だけではなく、生活の上でも独立すれば、嫌が応にも得なければならない知識とスキルが発生します。

それらは「学校」で学ぶ量をはるかに凌駕するでしょう。

 

「勉強」は本からだけではなく、経験からもするものです。

ただ、いずれにしても本質的なやり方は変わりません。

 

先人に倣い、基礎を積み上げ、専門性を高めていく。

そこからより深く自分を知り、足りないもの、さらに足して行くべきものを見出し、それを習得する。

 

「勉強の方法」を身につけていれば、社会に出た後の仕事や生活の充実も早めることができます。

それは社会に出てからでも練習できますが、仕事や生活にさほど気を配ることなく「勉強の方法」を練習できるのは、学生の特権だと思っています。

 

 

私が仕事を通して若人に伝えたいのは「勉強の方法」です。

それはここぞというときに自らを成長させる力になります。

 

 

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