【等価交換】何か為すには相応の時間が要るというごく当然なこと。

 

『鋼の錬金術師』(はがねのれんきんじゅつし) という作品が実写化され、現在劇場で公開されています。

 

この作品はいわゆるファンタジー作品です。

作中では科学者を錬金術師と呼び、科学の行使を魔法のような描写で表現しています。

例えば、錬金術で原子を組み替え燃焼物とし、特殊な手袋で火花を起こし、錬金術で酸素濃度を調整して大きな火炎を作り出すなどです。

ただ、起きる現象は現実には起こり得ないことなので、むしろ魔法に科学的説明を加えているといった方が正確でしょうか。

 

作中で頻繁に使われる言葉に ”等価交換” があります。

何かを得ようとすれば同等の代価が必要であるという考え方です。

中高生の科学で学ぶ「質量保存の法則」や「エネルギー保存の法則」にも通じるところがありますね。

 

さて、この考え方、理化学的なことだけにとどまらず、生活の中でも当てはまるものがあります。

 

それは “時間” です。

 

A、B2つの事柄があり、Aを為そうとすれば、そのために費やされる時間が必ず発生します。

時間は1日24時間で有限なので、もし不足すれば、Bに費やしていた時間をAのために交換しなければなりません。

 

中には、「人の力を借りて時間を重ねれば、1日を72時間にできます!」と謳う人もいますが、結局それば他人の時間と交換しているだけで、等価交換の理屈からは外れていません。

 


 

目標を達成する過程で何か他のことをする時間を切り捨てなければならないときがくるかもしれません。

そのときに大事なのは、自分にとって何が本当に重要なのかを見極めることです。

 

あなたが今やっているそれ、本当に重要ですか?

時折、自分の行為を一歩引いて見てみると、自分にとって本当に価値のある成果につながるかもしれません。

 

(^^)

 

 

新潟の家庭教師

野上直行

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