新潟市の多くの中学校は、6月初めに前期中間試験が行われます。
ここ1週間は試験対策で生徒さんと勉強を進めています。
試験範囲のうち、中学1年生理科に「植物の水の吸収」についての実験があります。
計算問題で躓き易いようなので、仕組みと合わせて綴っておきます。
植物が水を吸収するのは主として根からです。

吸いっぱなしではふやけて行くので、使い終わって余った水は外に出す必要があります。
水の出口は葉や茎などにあり、特に葉の裏側が一番大きな出口になっています。

水が出て行くときは水蒸気になっており、水を水蒸気にして排出することを蒸散といいます。
上から水が出て行くことで、再び下から吸い上げることができます。
(ストローと同じ原理)
このようにして、植物は体の中の水を常に新鮮に保っているわけです。
これに因んだ計算問題は、蒸散量を求める問題が代表的です。
下図のような図で出題されることが多いですね。
試験管の大きさや入っている水の量、茎の長さや太さ、葉の大きさや枚数などは同じという前提です。
違いは、葉の裏にある水の出口を塞いだり(B)、出口そのものを取り去ったり(C)していることです。
この状態でしばらく放置すると、水が下から吸い上げられ、上から蒸散していきます。
ただ、各試験管で出口の数が異なるので水の減り方が違ってきます。
この違いから、各出口からどれくらいの水が出ていくのかを計算で求めることができるという寸法です。
例えば、一定時間でAでは4立方cm、Bでは2立方cm、Cでは1.5立方cm蒸散したとします。
ABCそれぞれの出口の有無と蒸散量を表にまとめるとこのようになります。
↓
Aは何もしていないので、葉の両面と茎、すべてから水が出ていきます。
Bは葉の裏の出口を塞いでいるので、葉の表側と茎から出ていきます。
Cは葉がないので、茎だけから出ていきます。
茎だけから出ていくCが1.5減っているので、茎は1.5蒸散する出口ということです。

次に、Bは葉の表と茎とを合わせて2蒸散するので、葉の表は0.5蒸散する出口といえます。
最後に、Aはすべての出口を合わせて4蒸散するので、葉の裏は2蒸散する出口だといえます。
このように、開いた出口とそれぞれの蒸散量を表にまとめると、出口ごとの蒸散量もわかります。
注目すべきは、どの出口が開いているのか、です。
そして練習すべきは、表を描いて考える、ということです。
これができれば、蒸散量の問題はへなちょこでクリアできますよ!(笑)
(* ´Д`)
新潟の家庭教師
野上直行
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