平成31年度新潟県公立高校入試、問題についての所見

受験生の皆さん、昨日と本日、本当にお疲れ様でした。

昨日の新潟県公立高校入試の問題を新聞でチェックしました。

 

明らかに流れが変わってきたなぁと思いました。

以下に各教科の所感を簡単にまとめました。

 

 

国語

前年より更に “まとめる力” を問われています。

本文中の言葉で筋道の通った文章を作文する力とでも言いましょうか。

設問のポイントについて、段落を超えて言及する箇所を寄せ集め、まとめ上げる力が要求されているように思います。

文章の書き慣れも視野に入れておいた方が良いかと思います。

 

 

社会

昨年と同様に記述問題がほとんどの大問に置かれており、読み取りおよび表現のスキルを磨いておくのが得策かと思います。

また、大問5、6のような特定シチュエーション(会議や発表など)における資料として読ませる形の出題が定番になってきました。

定期試験で採用しているところは私の知る範囲では多くなく、問題慣れをしていないと面食らうかもしれません。

 

理科

「光と音」は今年もなりを潜めました。

一昨年の出題から、「今年はもしかしたら……!」と思う人も想定しているのでしょうか。

出題形式、内容ともに例年と大きな違いはないように思います。

実験をもとにした問題に対応できるのが高得点を狙うポイントでしょう。

 

 

英語

リスニングの原稿がやや長めだと思いました。

聴きながらの推理を要したり、なかなかの集中力が求められますね。

英作文は、自分の意見を持つことができる人とそうでない人で明暗が分かれそうです。

「あなたならどう思いますか?」を自問する習慣があるといいのかなと思います。

 

 

数学

全般に高難度でした。

1つ1つの基本事項も多角的に見る視点があると良いのかと思いました。

(例えば階級値を度数分布表ではなくヒストグラムから判断する等)

全般に図形に絡む出題が多いと思いました。

また、読むべき文章量が全般に増えつつあります。

数学においても文章読解力が重要になるのでしょう。

 


 

総じて言えるのは、文字から情報を得るスキルを磨いておきましょうということでしょうか。

教科を問わず、それが求められている気がします。

(  ´Д`)

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