錬金術師の悲願に迫る現代科学も、錬金術師の築き上げた土台があってこそ。

 

「錬金術」の話で、行いが無駄かどうかは、その行いをやっているときは見えにくいものなのだなぁと思いました。

(  ´Д`)

 


 

最も狭い意味での「錬金術」は、鉄屑のような価値のない金属から、金(きん) のような価値の高い金属を作り出すことでした。

(※ 広い意味では、研究対象は金属だけではなく、他の元素や生物、魂などの精神世界まで及びます。)

 

現代では、中学生理科でもドルトンの原子説として、

「原子は、化学反応によって新しくできたり、消滅したり、別の原子に変わったりすることはない」

と学びます。

これに照らせば、錬金術師たちが真剣に取り組んできた様々な取り組みは、すべて無駄であるかのように思われます。

しかしそれは正しくなく、物質を変化させるために試した様々な実験は、多くの発見・発明をもたらしました。

 

錬金術の功績はいくつかあり、例えば、蒸留技術の開発、火薬の発明、各種の無機酸の発明があります。

蒸留技術は自然物から成分を単独で取り出す技術で、化学工業の発展には欠かせないものでした。

火薬は、“不老不死の研究” という、今でいえば夢物語のような研究の途上で偶然出来上がったといわれています。それはやがて火器や発破などに発展しました。

無機酸 (硝酸、硫酸、塩酸など) は金属を溶かし込むことができるので、多くの錬金術師の研究の幅が広がりました。現代の化学合成 (薬剤、化学繊維など) にも必要不可欠です。

 

 

錬金術師たちの築いてきた土台の上に発展した現代科学。

現代科学は、かつての錬金術師の夢を実現するに迫っています。

 

原子を構成するさらに小さい粒 (陽子、中性子、電子など) の世界では、物質が別の物質に変わることも起こり得ます。

(核分裂、核融合など)

 

これによれば、金原子を作ることは可能であり実例もあるそうです。

しかし、金の価値をはるかに上回る費用と時間がかかるので金銭的には無意味なのだとか。

(^^;)

 

ただ、それも “今のところ” です。

この先どのような理論や技術が現れるかわかりません。

もしかしたら、もっと容易に金 (きん) が作れるようになって、かつての錬金術師たちが夢に見た光景を目にすることができるのかもしれません!

 

※ もしそうなれば金の価値が大暴落するので、別な方面で大変なことになりそうですが。(笑)

_ ; ´Д`)_  サイゴノ サイゴニ ユメ ブチコワシ ッス

 

 

新潟の家庭教師

野上直行

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親御さんに向けた「お子さんの勉強サポート方法」無料個別アドバイス を行います。

 

2018年5月6日(日)

13:00−15:00

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特に予約は要りません。

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