教科を問わず、試験等で解くことになる問題は、その難易度によって「基礎」と「応用」に分かれます。
基礎と応用の、どちらが重要か? と問われれば、迷わず「基礎」と答えます。
基礎というと、例えば数学ならば
(-15) + (-9) を計算せよ。
(2x-3)(x+5)=3 を解け。
など、こういうのです。
応用問題は基礎の組み合わせに過ぎません。
基礎が入って初めて取り組めるわけです。
それでは、ここからが本題です。
どうなれば基礎が入ったことになるのでしょう?
結論から言いますと、基礎問題の解き方が反射のように思い浮かび、9割5分以上の正答率を出せるようになっていることです。
「基礎ができている」という状態は、どんな状況でも同じ行動ができるという状態です。
咄嗟のときでも、風邪で頭がぼーっとするときでも、同じ行動ができるということです。
どんなに気が焦っていても、高熱で寝ているときでも、箸の持ち方は忘れてないですよね?
「これがきたらこう返す」という流れを、考えなくてもできるようなレベルで身に付けるわけです。
これができれば、思考の負荷と時間を大幅に削れます。
浮いた余力と時間は、応用の練習に充てることができます。
非常に効率的な学習が望めるでしょう。
そのためのオススメ練習方法を、少し具体的に書いておきます。
お手持ちの問題集の基礎問題のページを開き、1問1分を目安にして制限時間を定めます。
その制限時間内に、全問正解するつもりで注意深く解答してください。
採点して、9割5分以上の正解で合格です。
これを同じページで何回も繰り返します。
そして、9割5分以上の正解率を、3回連続で出してください。
それが「基礎が入った」という目安です。
「この問題集のどのへん?」という個別の対応は、直接その問題集を見せて頂く機会があればお話しできると思います。
(^^)
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