先日、こちらの記事(【数学ができない状態からできるようになる過程は、自身で体験しています。】)で、大学受験時に数学ができなかったと綴りました。
知人から、「理系で数学ができないって、どうやって試験に通ったの?」という大変ごもっともなツッコミが入りました。
(^^;)
結論からいえば、他の科目でカバーした ということです。
理科2科目(生物・化学)がほぼ満点で、理系向けの国語で9割超できたのが大きかったと思います。
これに関連して、大学入試における1つの考え方を綴ります。
大学入試は総合得点率で評価されます。
国立大入試の科目は複数あるのが通常です。
そして、科目別の得点率ではなく、総合得点率で評価してもらえるのが特徴です。
例えば7割で合格ラインがあるとき、ある科目が5割だったとしても何か別な科目で9割を取れば均して7割になり、合格することができます。
なので、どうしても伸び悩む科目があったとしても及び腰になる必要はありません。
他で補い合わせられるよう、伸ばせる科目を伸ばしていけばいいわけです。
何かひとつ、絶対の武器になる教科を。
苦手科目が平均以下に落ち込んでしまうとしたら、それを合格ラインに引き上げるには、ほぼ満点に近い結果を出せる別の科目が必要になります。
これだけは誰にも負けない! という教科を作りましょう。
それがあると無いとで、試験当日の安心感が違います。
総合得点率対策のみならず、お守りとしての効果が期待できます。
最後に、もし絶対の武器を作ったとしても、初めからそれに頼り切るのはやめておきましょう。
何が起こるかわからないのが受験です。
相性の悪い設問ばかりが集まることも、無いとはいえません。
苦手科目を一切勉強せずに臨んでしまうと、その武器にした科目が唯一の命綱になります。
それは、大変心許ない状況です。
むしろ試験当日の不安材料となってしまいかねません。
得意科目を鍛え上げ、安心材料を手に入れた上で、苦手科目を底上げする。
それが程よい戦略ではないかと思います。
(^^)
新潟の家庭教師
野上