学問の発展は、先人たちが命懸けで見出した生き残り策から始まったといわれています。

 

学問は、人類が生き残りをかけて築き上げてきた知恵の結晶です。

例えば、古代文明。

そのうちの1つ、エジプト文明は「ナイルの賜物」と表現されます。

 

 

エジプトではナイル川という世界的な大河が肥沃な土壌を運び、農耕に適した土地が出来上がりました。

それだけを聞くと自然の恩恵のみを受けた奇跡の土地に思えますが、実際はそうではなかったようです。

 

 

川が大量の土を運ぶとなれば、その流れは大変強いものだったはずです。

世界的大河の大氾濫(洪水)があったということですね。

 

 

古代エジプト人は経験上、ナイル川の氾濫が一定の周期で起こることを知っていました。

具体的にそれがいつなのか予想を立てることができれば、氾濫の時期を避けて種まきや収穫を行うことができます。そのために注目したのが、星の動きでした。

これが暦や天文学の基礎になったそうです。

 

 

また、氾濫後の土地を整備し、再び農耕地にするためには測量技術が必要不可欠でした。

しかも、一定期間後にはまた氾濫が起こるので、土地の整備は急を要します。

短時間で正確な測量を可能にする技術、幾何学が発展するきっかけになったといわれています。

 

 

これらは後々の文明発展に寄与する学問の基礎となりました。

「ナイルの賜物」には、こうした人類の知恵も含まれていると解釈する人もいます。

 

 

何とかしなければ、みんな死ぬ。

古代の人たちにとってそんなギリギリの状況だったからこそ、学問の発展は成し遂げられたのかもしれません。

「必要は発明の母」とは、まさにその通りだと思います。

 

 

現在の私たちが本を開けば目にすることができる情報、数式の数々。

それは、太古の人たちが命懸けで見出した知恵の結晶といえます。

学問に触れるとき、先人に思いを馳せてみるのも面白いかもしれません。

 

 

以上、休憩中に、生徒さんと話した内容でした!

(だいぶ興味津々で聞いてくれて良かったと思います)

 

(^^)

 

 

 

新潟の家庭教師

野上直行

 


 

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