【化学をしっかり考える】水分子が折れ線になっている理由。

 

水の分子は折れ線構造をしています。

2個の水素原子が1個の酸素原子を挟むように繋がっています。

それが一直線ではなく、「への字」のように折れ曲がっているわけです。

 

 

 

なぜそのような構造なのか。

結論から述べますと、

 

酸素周りの電子が4方向に反発し合って、そのうち2方向にだけ水素があるから。

 

ここでピンときた方は、ここから先は読まなくても大丈夫です。

(……せっかくなので読んで頂けると嬉しいです)

 


 

水分子内の酸素と水素は 共有結合 という結びつきで繋がっています。

共有結合では、原子と原子の間にある2個の電子が接着剤の役割を果たしています。

この接着剤として働いている2個の電子を 共有電子対 といいます。

 

 

 

また、酸素の周りには水素を繋げていない2個の電子の組みが、あと2組あります。

この接着剤として働いていない2個の電子を 非共有電子対 といいます。

 

つまり、酸素の周りには4組の電子対があるということになります。

 

電子はマイナスの電気エネルギーを持っており、電気エネルギーは同じエネルギー同士だと反発し合います。
(磁石が同じ極同士だと反発するイメージ)

 

 

4組がお互いに反発すると、4方向に均一に開く形になります。

 

 

それはちょうど、海岸の波消しに使われるテトラポッドのような形です。

 

 

そして2個の水素が、このうち2方向の先に結合しているわけです。

これが水分子の中で、水素と酸素が折れ線を作る理由です。

 

(そこにきて、私のイメージが これ↓ というわけです)

 

 


 

高校課程の「化学基礎」で履修する事実なのですが、折れ線だよ ということだけで、なぜ折れ線なのか には触れられていません。

 

細かいところが気になってモヤモヤしてしまう人もいたりします。

(かつての私 (^^;) )

 

そんな人に、スッキリ疑問解消できるといいなぁと思います。

そのためにも、私も日々勉強ですなぁ。

 

( * ´Д`)ノ  ヤルゾー

 

 

新潟の家庭教師

野上直行

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