「知識は礼儀」とは知人の言葉の受け売りなのですが、大事なことだと思い、私も心掛けています。
大事だと思う理由は、疎かにすると「勉強なんて意味がない」が現実のものになるからです。
卒業後の進路を意識し始めた生徒くんが、漠然と薬学部を想定しているようでした。
「薬剤師」は給料がいいということで興味を持ったそうです。
将来の自身の経済力を考慮するのは大事なことなので、きっかけとしては妥当です。
ただ、どんな職業でもそうですが、特に薬剤師のような「専門職」を志すにあたり、知識の拡充は常に心がけるようであって欲しいと思います。
専門職は、その名の通り「専門家」であるので、相談者の聞きたいことについて熟知している前提があります。
自身を「専門家」として頼ってくれる人に対する礼儀は、専門分野についてよく知り、最大限に役立つ情報を提供することであると考えます。
知識を疎かにする「専門家」は、自身を頼ってくれる人への礼を欠くともいえます。
身を立てようとする道があるのであれば、その道の知識・技術を得る努力は惜しみなく払うのが良いと思います。
むしろ、中途半端な知識は意義が薄れてしまうでしょう。
とはいえ、古今東西の森羅万象を全て知るというのは無理があります。
だからこそ、「知ろうとする姿勢」が大事なのだと思います。
何か目指すものがあれば、その道について、またその道につながる道について、深く知ろうとしてみてください。
そうした学びこそ、あなたにとって大きな意味のあるものになります。
(^^)
新潟の家庭教師
野上直行
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