提題について、要約すると3点です。
1.落ち着ける状況(環境や心境)で取り組む。 2.基本をさらに細かく分解する。 3.理屈と方法論をきっちり分ける。
1.
今でこそ数学を主たる指導科目にしていますが、高校生当時はお世辞にもできるとは言い難い理解度でした。
数学ができるようになったのは、大学に入ってからです。
大学受験用の数学は、やたらと追い立てられるように取り組んでいました。
しかし、大学生になったあとは、そのような追い立てられる感覚はありません。
大変落ち着いた心境で取り組めました。
余計な焦りがない分、集中して取り組めたのが功を奏したのだと思います。
高校生のときに置き換えてみれば、1年生〜2年生秋頃が落ち着いて取り組める時期ではないでしょうか。
2.
数学の再勉強で用いた教材は、高校で使っていた教科書と指定問題集(ワーク)です。
教科書は、解説部分を徹底して読み込みました。
ただ文章として読むのではなく、数式一本一本が何を示していて、なぜその成り立ちなのかを考えながら読みました。
以前、二次方程式の「解の公式」の成り立ちを書きましたが、ちょうどこんな感じです。
↓ ↓ ↓
適当な数字を当てはめて検算したりして、1日に1ページも進まないこともありました。
時間と気持ちの余裕があった大学1、2年生の頃の特権と言えなくもないですね。
(^^;)
遠回りのようですが、当時半年ほどで高校数学の I・II・A・B はおよそ理解できたように思います。
3.
公式や定理の証明の道筋などは、数学の設問を解くごとに洗い直していると時間がいくらあっても足りません。
そこで、一度、解法テクニック(方法論)と理屈の紐付けができたら、それ以降は理屈と方法論を分けて理解するようにしました。
例えば、放物線の接線を求めるのに、手始めに式を微分します。
ここで、なぜ微分するのかを理解した後は、「接線 → 微分」だけを念頭に置き続けるわけです。
それが習慣化すれば、設問を前にして手が止まることがなくなります。
生徒さんにも、個別に状況を見ながら、私の経験をお伝えしています。
できるようになる過程を経験したからこそお話できることがあります。
それが若人諸氏の糧になれたなら大変嬉しく思います。
(^^)
新潟の家庭教師
野上直行
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