資格試験のために東京に出発する妻を見送り、私は本日の仕事の準備です。
ときに、「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」をご存知でしょうか。
2019年度までで廃止される「大学入試センター試験」に代わる入試制度とされています。
センター試験はマークシートのみですが、こちらはマークシートに加え、記述式が加えられます。
文部科学省のホームページには以下のように書かれています。
(1)記述式の導入意義
○ 記述式では、テクストの内容(筆者の考えなど)を説明する「文章の解釈」だけでなく、テクストの内容を基に考えを文章化する「文章による表現」のプロセスを評価できる。
○ 国立大学の二次試験においても、国語、小論文、総合問題のいずれも課さない募集人員は、全体の約6割にのぼる。【別紙2】
共通テストに記述式問題を導入し、より多くの受験者に課すことにより、入学者選抜 において、考えを形成し表現する能力などをより的確に評価することができる。このことで、高等学校における能動的な学習を促進する。
○ 共通テストの中で記述式問題を実施することで、記述式試験で評価すべき能力に関する高校・大学間での共通理解を深めることができるとともに、個別大学の問題作成や採点の負担を軽減。
(文部科学省『高大接続改革の進捗状況について』より引用)
これによると、自分の考えをまとめ、文章で表現する能力 問う方向にシフトするということになります。
これまでは 文章を読む力 に焦点を当てた内容でした。
それが 表現する力 に変わっていくとなると、その育成のために学校の授業にも変化があるでしょうし、授業を受ける側の取り組みも従来とは変えていく必要があると思います。
文章力の向上、特に自分で表現するために必要なスキルを積極的に取り入れていくことが重要だといえます。
「表現する」とは自分から起こす能動的な行為ですので、まずは積極的に情報に触れ、解釈を加えることから始めてみるといいかもしれません。
例えば「日記をつける」。その日あった事柄(情報)に、自分がどう感じたか(解釈)を綴っておきます。
また、新聞やニュースなどで話題になっていることについて、自分はどう思うか? を言葉にしてみてもいいですね。
最後に、これは私自身にも言えることですが、これから始まろうとしているのは、今現在、小・中・高校生の親世代である人が受けたことがない教育です。
それを受けるのはこれからの若い人たちですが、支える大人がその実情を知らないのでは十分なサポートはできません。
若人の支えになれるよう、情報収集を進め自分もバージョンアップさせていこうと思います。
(^^)
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