4月から小学6年生になったお子さんの保護者様、「中1ギャップ」という言葉をご存知でしょうか。
6年慣れ親しんだ小学校から、中学校というまったく新しい環境に飛び込むストレスなどによって生じる問題をまとめてそう呼んでいるようです。特に学業に引っ掛かりを感じたとき、それを放置すると深刻化するおそれがあります。
ストレスの原因としては、
先輩後輩という関係の明確化
いじめの激化
異なる小学校出身者同士の人間関係
勉強の負荷の増大
などが考えられます。
このうち勉強面を取り出しますと、中学校以降は科目数が増える、中間・期末試験が行われる、教科ごとに教師が変わるなど、日々の勉強や試験対策が小学校時代とまったく違ってきます。
ただ、それを把握した上で対策を講じていけば、それほど心配することはありません。
確かに中学の学習内容は小学校の内容に比べて難しくなります。
しかし、中学に入っていきなり今まで見たことも聞いたこともない内容を学習するのかというと、決してそうではありません。むしろ中学1年生の間は、ほとんどどこかで見たことがある内容ばかり習うはずです。
実は小学6年生の学習内容は、中学で習う内容の予行練習と言える内容になっています。
例えば、算数の「文字を使った計算」は数学の「一次方程式」です。
算数の「図形の計量」は数学の「平面図形・空間図形」です。
(他の教科についても、類似の内容になっています)
6年生に上がった段階で、すでに中学準備は始まっています。
なので、6年生で習う内容は充分に学習しておくことを強くお奨めします。
充実した学びライフを送るために、前準備もちょっと気にしてみましょう。
(^^)