自分のことを決めるときに「自分」がいない人へ

高校生になって向き合うことの1つが、高校卒業後の進路希望調査です。

 

何回かに分けて行うことが通常で、早い学校では、高校1年生の1学期に最初の希望調査を行うところもあります。

 

 

高校生の卒業後の進路選択は、学生を続けるかどうか等、社会的身分に直結する選択であることがほとんどです。

 

その後の人生の初手に関わる重要な選択なので、目をそらさずにいてほしいと思います。

 

 

私は学習支援を行う立場ですが、問答無用で大学進学を奨めたりはしません。

 

どうしたらいいのかわからない人へのアドバイスや、進学したいと志した人のサポートをするのが私の使命です。

 

 

 

 

 

 

なぜそういう話をしたかといいますと、「進路希望」と本心が一致していない例を目の当たりにしたからです。

 

 

高校生の生徒さんが、先日、模擬試験を受験しました。

 

自己採点結果の中で、ある科目の得点が極端に低かったのが気になりました。

 

問題冊子を見せてもらうと、ほとんど手をつけた形跡がありません。

 

考えるときのメモすらなく、配られたときのままのようでした。

 

 

 

「? ? ?」 となりました。

 

 

 

普段の様子を見ている限りでは、決して解けないレベルの問題ではないはずなのに。

 

その科目は志望先の受験には必要な科目です。

 

模擬試験当日の体調も平常通りだったと聞きます。

 

 

 

点数が低かったことはさほど大きな問題ではありません。

 

 

 

問題なのは、取り組むべきとわかっていることに対し、取り組める力がありながら、取り組まなかったことです。

 

それはすなわち、取り組む意志がなかった、取り組まないという選択をした、ということです。

 

 

 

本人がそれを自覚しているかどうかは定かではないですが、希望としていることと本心に乖離があるように思えました。

 

 

 

 

 

その生徒さんについての話はここまでにします。

 

 

 

 

「希望進路」としているその選択肢が、実は本人の意志ではなかったということが往々にしてあります。

 

 

では誰の意志か?

 

 

ほとんどの場合、身近な誰かの意志です。

 

 

 

親が大学に行けというから。

 

テレビで学歴が大事だと言っていたから。

 

学歴なんて意味がないって聞いたから。

 

みんなが行くから。

 

友達は行かないから。

 

 

 

どこにも「自分」がいません。

 

冒頭でも述べましたが、高校卒業後の進路は社会的身分にも直結する大きな選択です。

 

 

 

その選択に、ぜひ「自分」を参加させてあげてください。

 

 

 


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