理科の説明問題で、理由や操作方法を問う問題があります。
例えば、「発生する気体の匂いの嗅ぎ方」 や「 炭酸水素ナトリウムの加熱分解実験で試験管の口を下げる理由 」などです。
なぜそんな問題があるかと理由を問われたら、1つには そうしないと身の危険があるからです。
(出題意図は他にもありますが)
気体の嗅ぎ方は、手で仰いで、流れてくるわずかな匂いを嗅ぐ方法をとり、直接嗅がないようにします。
刺激性・有毒性のあるガスを直接嗅ぐと、場合によっては深刻な健康被害が生じる恐れがあります。
加熱分解して水を生成する場合、加熱部位に液体の水が流れると熱膨張したガラスが急激に冷やされ、破損の恐れがあります。
ガラスの破片がただでさえ危険なのに加え、直火で熱せられているので危険度倍増です。
いわゆる「注意事項」にはトラブル防止の目的があり、こうした「注意事項」は理科の勉強だけではなく、巷にたくさん溢れかえっています。
危険防止の意識を高めることは、自分自身だけではなく近しい人の安全も守ることにつながります。
「注意事項」に目を向けてみましょう。
それがなぜ問われるのか、どのような理由なのかを的確に説明できるようになっておくと、トラブルに負けない「頼れる自分」になれると思います。
(^^)
新潟の家庭教師
野上