学校生活をはつらつと過ごしている生徒さんと、学校生活に辛さを感じている生徒さんがいます。
両者と接してみて、気づいたことが1つあります。
はつらつと過ごしている生徒さんは、普段の発言の中に「好き」と「嫌い」両方がはっきりと出てくること。
一方で、辛さを感じている生徒さんは、普段の発言が「好き」と「嫌い」のいずれかに偏っていることです。
良くも悪くも、一方に偏ってしまっては良くないのかと思いました。
清濁併呑(せいだくへいどん)。
何が嫌いかより 何が好きかで自分を語れよ!!!
上記は、とある少年漫画のセリフの1つです。
インターネット上で様々に解釈され、多くは自身を否定する人や愚痴を言い続ける人に向けて発せられています。
受け取りようによっては、嫌いなものを語ること(不平、不満など)は悪いことで、好きなものを語ることこそいいことだ、と聞こえます。
この言葉の是非は受け取る人によって様々でしょう。
私は、「どちらも語った方がいい」と思います。
好きなものだけを語り嫌いなものを一切語らずにいては、不利益を被ることも考えられます。
食事の前に、苦手なもの、アレルギーを起こしてしまうものなどを表明することはあって然るべきです。
相手の嫌いや苦手を知れば、相手に配慮することができるようになります。
かと言って、嫌いを語ってばかりでは前向きにことは運びません。
「好きなものだけ」または「嫌いなものだけ」のように、どちらか一方に偏ってしまうのはよくないと考えます。
不満を口にする人には、「もっと前向きに考えようよ」とか「文句を言ってると嫌われちゃうよ」とか、つい「いいことばかり言おうよ」と諭してしまいがちです。
しかし、好きも嫌いも程よく合わせて自分を語れるのが、もっともその人本来を語ることができるのだと思います。
お子さんの言葉の中の「好き」と「嫌い」は偏っていませんか?
ご自身の言葉の中の「好き」と「嫌い」は偏っていませんか?
時折、気を留めてみるといいかも知れません。
(^^)
新潟の家庭教師
野上直行
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