先日、私にとって大事なものを失くしてしまいました。
後に見つかったのですが、見つからない間は暇さえれば探し物をしていましたし、ずっと心ここに在らずでした。
物と同時に、時間と心の余裕も失くしてしまいました。
これが生徒さんに起こってしまったら大変だなと思いました。
自戒も込めて、失くしもの対策について綴ります。
失くしもの対策は、「失くさない工夫」と「見つけやすい工夫」の両面から考えます。
私は仕事の性質上、書類を多く扱います。
生徒さん情報などの重要データは、原則外には持ち出しません。
また、保管もあえて高級なバインダーファイルを使用しています。
重要感を高めることで、「失くさない」意識も高めています。
ただ、どれだけ意識を高めても、人には無意識の行動があります。
何気なく置き忘れたり、別の所に置いてしまったりすることは往々にしてあります。
生活の中で無意識に失くしやすいのは、小物の類ですね。
例えば鍵やリモコンなど。
そんなときは、自分の意識に関係なく「失くさない・見つけやすい」を実現できる工夫を凝らします。
とあるADHD(注意欠如多動性障害)の人は、よく鍵をなくしてトラブルになることが多かったそうです。
あるとき自分の行動を振り返ってみて、普段失くし物が多い中でも決して失くさなかったのが「財布」であることに気づき、財布と鍵をリングで繋げておくことで鍵の紛失を克服しました。
自分の行動の特徴を利用して「失くさない」工夫を凝らしています。
また、部屋の中でもテレビやレコーダー、エアコンなどのリモコンを見失いがちなので、ものに埋もれることのない大きさで派手めな色合いのリモコンケースを用意し、ケースと各種リモコン紐で繋いでおいたそうです。
ケースがあれば、その先に必ずリモコンがあります。
目立つものと結びつけることで「見つけやすい」工夫を凝らしています。
失くしてしまったものが大事なものであるほど、見つかるまでの焦りや喪失感はとてつもなく大きくなります。
視野が狭くなり、行動も縮こまり、本来得られたであろう数々のチャンスを逃してしまうかもしれません。
失くし物が多くて困ったなぁと思う人は、失くさない意識を高める工夫をしてみましょう。
それでも減らないようでしたら、意識しなくても失くさない、見つけやすい工夫をしてみましょう。
時間も心の余裕も失わずにすみます。
(^^)
新潟の家庭教師
野上直行
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