高校生への「親の過干渉」。是非とも自立の準備期間としてあげてください。

 

保護者様向けの内容です。

相談事例から、思うところを綴ります。

 


 

「親の過干渉」という言葉をご存知でしょうか。

「過保護」とは違います。

 

「過保護」は 子供の要望に応えすぎること であり、

「過干渉」は 子供の望まないことまで強要すること です。

 


 

親子関係にあれば生活全般に起こり得る「親の過干渉」。

学業においてはどうでしょうか。

 

例えば、日々の家庭学習における勉強時間や教科・単元の指定。

もし子供が小学生の低学年など自己決定力が充分ではない年齢ならば、ある程度は必要かもしれません。

 

しかし、時として子供が高校生になってもそれが続いてしまうことがあります。

果ては、進学先や就職先など卒業後の進路の決定まで行おうとしてしまう例もあります。

 

子供に関することで、親があらゆる “決定” に主導権を握ってしまうと、子供は常に親の確認・承認を待つようになります。

 

自分で何も決められなくなります。

 

いつか親の判断が及ばない局面に至ったときに、「自分で考えなさい!」と言ってみても、今までそうする機会がなかった子供にはどうすることもできません。

 

高校生のうち約2割程は、卒業後に就職を選択しています。(参考:平成29年3月現在の文部科学省調べ)

社会人にもなれば、自分の裁量で決断しなければならないことの方が多くなります。

自分のことを自分で決めることを許されずに育った人間が渡っていくには、容易ならざる道になるのではないでしょうか。

 


 

高校生活を「自立の準備期間」と捉える見方もあります。

ここでいう自立の準備とは、自己決定力の充実を図ることです。

 

自分で決める機会を増やすということですが、いきなり人生を左右するような大きな決断を迫る必要はありません。

余暇の過ごし方、交友関係、自身が管理するお金の使い道など生活のシーンで、親の意見を押し付けないだけでも大丈夫です。

 

 

一方で、完全にノータッチも推奨されません。

必要最低限の制約はあるべきです。

身の危険や犯罪に関わることは、取り返しがつかなくなるので避けなければなりません。

 

また、熟慮せずに決定することが常態化しないよう、決定の根拠にも気を配りたいところです。

「決まったら、どう考えて決めたのか教えて欲しい」と伝えておけば制約の要不要も判断できます。

 

 

一番大事なのは、親の分身たる子供を信じることです。

信じる側も徐々にでいいので、できることから始めていけば良いと思います。

 

(^^)

 

 

新潟の家庭教師

野上直行

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