【物事を理系的に見る】経験の重要性は、DNAレベルで刻まれています。
朝の情報番組で白い動物の話がありました。
白変種といい、氷河期に氷雪に紛れるための保護色機能が備わった種といわれています。
(※ 色素に係る遺伝情報欠損を起こしたアルビノとは異なります。)
氷河期が終わって、その後の進化の過程で白変種は減っていきます。
しかし、体を白くする遺伝子だけは受け継がれ、稀にそれが発現するというわけです。
遺伝子の本体はDNAという物質です。
遺伝子はあくまで情報であり、DNAはそれを書くための文字といったところでしょうか。
そんなDNAの中には、何の情報も成していないDNAが存在します。
文章の中に、何の意味のない文字列が挟み込まれているようなイメージです。
それは ジャンクDNA と呼ばれます。
・進化の過程で不要になった遺伝子の集合体である。
・今は要らないが、今後必要になる可能性が高い遺伝子を貯蔵している。
・分子栄養学的な個体差を生じている。
・人のゲノムはおよそ97%がジャンクである。
等々、その存在については諸論あります。
私は特に上記2つの考え方が気に入っています。
2つを合わせると、「ジャンクDNAは、生物が進化の過程で培った経験の蓄積」と解釈できます。
この先、地球規模での環境の変化が起こったときに、もしかしたら生物は、その経験の蓄積の中から打開策を見つけるのかもしれません。
経験の重要性を、我々はDNAレベルで身に刻んでいるということですね。
「経験こそが人間を作る!」といった自己啓発的な主張は巷に溢れていますが、それを理系的に見たひとつがこちらです。
(こじつけとか言わないでください (^^; ) )
生徒さんとの理系小話で、たまに人生哲学を語ってます。(笑)
生徒さんも面白がってくれます。
それもまた楽しからずや。
(^^)
新潟の家庭教師
野上直行
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