その若人には先天的な疾患があります。
しかし、それを嘆くでもなく、むしろ疾患を含めた自分の存在に奇跡的なものを感じているようでした。
「自分には疾患があるけど、すごい確率を勝ち抜いて、いまここにいるわけですよね。なんか、すごいなって」
聞けば、若人の言葉の主旨はこうです。
まず両親が出会ったこと。 そして天文学的な組合せパターンの中から、偶然に組み合わさったただ1組の精核と卵核が融合した結果、自身が存在していること。 それは確率論的にも、再現可能性は限りなくゼロに近いこと。 1つ違えば疾患はなかったかもしれないけど、今ここいる自分でもなかったのだろうということ。
自身の存在の希少さに、あるときふと思い至ったという感じでした。
これは私の憶測ですが、数学で確率を学び、理科で発生と遺伝を学び、そして何より自身の状況(健康など)を受け入れられる精神的な成長を経て、そう思うに至ったのでしょうか。
当人としてはふと思っただけかもしれませんが、「存在の尊さ」に思いを巡らせたこと、そのときに感じたことは、心の片隅に留め置いてもらいたいなと思います。
(* ´Д`)
新潟の家庭教師
野上直行
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