提題の答えは非常にシンプルで、
相手にわかってもらえないから。
これです。
説明する目的は、相手にわかってもらうことです。
専門的な話や複雑な仕組みを、どのように相手に伝えるか。
先日、そのことに改めて思い巡らす機会がありました。
忘年会があり、お店で料理を食べながら「食品衛生」の話になったときです。
参加者の一人が、仕事で食品を扱う部署にいるということで、かなり詳しかったわけです。
かくいう私も、食品製造会社で食品の衛生検査を担当していた経験があり、食中毒細菌の知識は少なからずあります。
その人の説明を、見事だなぁと思って聞いていました。
専門用語を使わず、複雑な食中毒の仕組みもおよそのアウトラインだけを説明し、普段食品衛生に携わらない人にもわかりやする食品の衛生と安全について語っていました。
聞いている方々も、「なるほど〜」という様子でした。
私が同様に食品衛生の現場にいたことを伝えると、私に対しては専門用語を端々に使って、仕事の話を聞かせてくれました。
かつての仕事を思い出して懐かしかったですし、他の現場の様子が聞けて大変興味深かったですね。
「わかりやすい説明」の参考になりました。
わかってもらうためには、難しいことを難しく伝えては用が足りません。
・専門用語を使わない
(必要なときは、用語の説明を加えながら。それでも使いすぎない)
・仕組みはアウトラインだけ(原因と結果だけ。間は省く)
「難しいことを難しくないように」これを心がけると良いのだと思います。
(^^)
新潟の家庭教師
野上直行
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